地下鉄通勤

仕事帰りの地下鉄
車内は6割がケータイかスマホ
残りは何か読んでるか寝てる
向かいに座ったお姉さんが、携帯見ながらかばんに手袋押し込むが、
片方が自分の左に落ちるも気づかず

忘れてかないといいなぁと

次の駅 スマホ見ながら乗ってきたおばさん

向かいのお姉さんの隣に座ろうとする
手袋どうするのかな

なんと、目線はスマホ見たまま、手袋の上に座ってしまった
こりゃ困った(なんで私が困るんだ)
おばさんが先に降りなければ、手袋はずっと尻の下だ
お姉さんが先降りたら絶対忘れていくだろう

そうこうしているうちに大きい駅でいっぱいひとが乗ってきて
立ってるひとで向かいが見えなくなった

私の知らないうちに解決してくれ

次のもう一個の大きい駅でいっぱい降りていった

お姉さんもおばさんもまだ座っていた

どっちが先に、いつ降りるんだろう
ヤキモキして胃が痛くなってきた

結局私の降りる駅でみんな立った
手袋に気づかずにドアへいくお姉さんに
私はポンポン、あれ と手袋を指差す

びっくりしたぁ、あ、すいません、ありがとうございます

びっくりさせて不審者みたいじゃないか
こっちだって勇気を振り絞ったんだ
無視すればよかった でもできない
百均の手袋だと思えばいいんだ
でも彼からのプレゼントだったら・・・

家についてからもまだ胃が痛く胃薬飲んだ

明日は絶対電車乗ったら即スマホか本か目を閉じよう